教員ブログ
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3月3日は「ひなまつり」
吉野 弘さんの「一枚の写真」という詩をひろう。
『 ひなかざりの前で、幼い姉妹がおめかしをして座っている。
  この写真のシャッターを押したのは、多分、お父さまだが
  お父さまの指に指を重ねて、同時にシャッターを
  押したものがいる。
  その名は 幸福 』
そして、3月5日はわが東京国際学園の「そつぎょうしき」
もうひとつ、杉本深由起さんの「涙」という詩をひろう。
『 涙 ながすときには ひっそりと 戸をしめて
  でも ながした 涙のぶんだけ 戸の中で
  大きな人になって 戻っておいで 』
なるほど、サンズイに戻ると書いて、「涙」、
「戻」のなかには「戸」と「大」が含まれている。
実らぬ恋であったり、苦い悔恨であったり、
人の世の薄情であったり、ひっそりと部屋にこもり、
ひとり涙した経験は誰にでもあろう。
『 こぼれ落ちる その涙が いつでも君の背中を押してる 』
               ― ファンキーモンキーベイビーズ
いつでも受け止めるよ。
目がちょっと熱くなった。
文―トモアキ