通信制高校の「さくら国際高等学校　東京校」は、仲間たちと楽しく学べる単位制高校です。

去る3月9日（金）、卒業証書授与式が行われました。あいにくの雨でしたが、私たちの心には晴れ晴れと青空が広がっていました。生徒、保護者の方々、教職員共々どんなにかこの日をうれしく迎えたことでしょう。今年の3年生はまじめで優しく、そしてそれぞれがとても個性的な生徒でした。互いを気遣いあい、尊重しあってこの3年間を過ごしてきました。そして今、大きな翼を広げて飛び立ってゆきました。

卒業証書授与。私たち担任は一人ひとりへの思いを抱きながら、その名前を大切に呼びました。3年生からはその思いに応えるような「はい！」とすがすがしい返事を聞くことができ、胸がいっぱいになりました。「色々なことがあったけれど大丈夫。これからは自分の足でしっかりと歩いていくよ」そんな決意の表れのようにも感じました。

卒業生による答辞は、3年間の様々な思いが綴られていました。不安になったり落ち込んだりしながらも、一つずつ挑戦をして乗り越えてきたこと。友人や先生などに励まされ、ゆっくりと歩いてきた後に今の自分があること。とても素晴らしかったです。

そして3年生による合唱「さくら」。3年生が抱いているお世話になった方々への感謝の気持ち、届いたでしょうか。今まで練習を重ねてきた成果もあり、本当にさくらの花があふれんばかりに咲いているような合唱でした。みんなの気持ちが一つになっているのがひしひしと感じられ、また胸が熱くなりました。

入退場ではしっかりと前を向き、堂々と歩く姿がありました。これから先もたくさんの困難が待ち受けていることと思います。しかし、この3年間での経験を糧に、力強く歩み続ける人であってほしい。私たちの願いはひとつです。そして、疲れたとき、迷ったときにはまた東京国際学園に帰ってきて、その羽を休めてください。　　ナカムラ