防災キャンプ「SAKURA CAMP」実施報告
日頃より本学の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、9月21日(水)・22(祝)の2日間、さくら国際高等学校 東京校にて、防災キャンプ「SAKURA CAMP」を実施いたしました。
講師には、株式会社ZOAS代表取締役で、機管理コンサルタントである浅野竜一先生をお招きし、学校での被災を想定し、「72時間の壁」をどう生き抜くか、実際に校舎内に宿泊して学びました。
「72時間の壁」とは一般に、人間が飲まず食わずで生き延びられる限界が72時間である、という説を根拠とした表現です。
今回のキャンプでは災害対策の誤解についてや、市街地の危険性などを学びました。
また、違った時間帯に外に出て活動するフィールドワーク(市街地実査)と、振り返り学習では、自助能力を身につけるために必要なことを学びました。
生徒たちは今後、「SAKURA ハザードマップ」を作成し、今回のキャンプのまとめ活動を行います。
ハザードマップでは、避難経路を決定する上での注意事項や、危険地帯の見分け方、分かれ道の選択方法などをマップにまとめ、学校から渋谷区の広域避難場所に指定されている代々木公園までの安全な道のりをまとめあげます。
生徒や教員が被災する可能性の高い学校での宿泊活動は、私たちにとって特別で意義深い経験となりました。
このような防災キャンプを行っている学校はまだ無いとのお話でしたが、私たちはこの「SAKURA CAMP」という新たな取り組みを通して、子どもたちの「命を預かっている」という責任感と、「防災について」、「72時間の壁」について今一度理解を深めることができました。
今回のキャンプに参加した生徒のみなさんはじめ、ご協力くださいましたみなさま、ありがとうございました。
今後は、この経験を活かし、生徒の安全第一に教育活動に邁進してまいります。