来校した有名人
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田中真弓さんレポート

平成17年10月 田中真弓さんを招いてのイベント報告

「か~め~は~め~波-!!」

さくら国際高等学校 東京校(旧東京国際学園)の5Fプラネタリウムホールで、クリリンの声が大きく響きました。最近では「ワンピース」のルフィーなどでおなじみの声優、田中真弓さんを招いてのイベントが、平成17年10月16日(日)に開催されました。

いよいよイベント開始!田中さんのお話に皆引き込まれていきました。
憧れの田中さんとアテレコに挑戦!夢のような時間を過ごしました。
地下スタジオに移動しての質問コーナー。質問1つ1つに丁寧に答えて下さいました。

声優として素晴らしいキャリアをおもちの田中さんですが、小さい頃は優秀なお兄さんと比べられ劣等感をもっていたようです。そんな田中さんに、お母さんがソノシート(レコードの薄いもの)付きの昔話の本を、事ある毎にプレゼントしてくれました。田中さんはソノシートがすり減るくらい繰り返し聞き、本を読んでいるうちに全てのお話を暗記してしまいました。家族で夜寝る前のお話は、いつの間にか田中さんがするようになっていました。

小学校2年生の時、ある授業で

先生「竹取物語は知っていますか?」
みんな「は~い」
先生「では、どんなお話か説明できる人はいますか?」
みんな「は~い」(手を挙げる)
先生「では、誰かに説明してもらおうかな…」
(おっ!いつも自信がなさそうに下を向いている田中が手を挙げているぞ)
先生「では田中さん、説明して下さい。」
田中さん「はい、昔々あるところに竹取の翁がおりました。スラスラスラ~…」

その間10分程度、教室では田中さんの声だけが響きわたっていました。

田中さん「…かぐや姫は月に帰っていきましたとさ。」
先生は驚き、クラスメートは大拍手。その時、田中さんは「自分がしゃべることで、こんなに喜んでもらえるなんて。」と思ったそうです。

その後の田中さんは学校中の人気者となり、上級生のクラスに呼ばれてお話をすることもたくさんあり、人前で話すことの魅力に目覚めていきました。

声優や演劇の活動、アニメの世界、失敗談などについてもお話しして頂き、会場からの質問にも丁寧に答えて頂きました。最後は、「好奇心を大切に、失恋の1つもしなくて素晴らしい声優にはなれません。」という言葉で締めくくられました。

まさに「田中ワールド」全開の3時間でした。

通信制高校のさくら国際高等学校東京校は、3年間で高校卒業資格が得られ、
転校を考えている高校生の転入先や不登校経験者、中退者の編入先としても安心して選べる単位制高校です。