「いい本との出会いはいい人生を作る」
2年イイ組担任のワタナベです、みなさんこんにちは。
テストもいよいよ終わり、夏休みが近づいてきました。今からどう過ごそうかな、って考えている皆さんにいくつかおススメの本をご案内します。私のクラスの後ろの棚には、生徒のみなさんに薦めている本が並んでいます。貸し出し中もちらほら。
夏休み中、やることがない時。どこかに電車で行く時の座席の上で。寝る前の布団の中。トイレの中。いわゆるスキマ時間に読書の習慣を取り入れてみてはいかがでしょう。
1、『手紙屋~蛍雪編~』〈喜多川 泰〉
「何で勉強なんてしなきゃいけないんだろう?」小学校のときから疑問に思っていましたが、大学生の時、この本を読んで、勉強をする本当の意味を理解することができました。ずっと抱えていた疑問が一気に解消されました。自分が中学生・高校生の時にこの本と出会っていたらなぁ。そう思います。
2、『夢をかなえるゾウ』〈水野 敬也〉
ドラマにもなりました。ガネーシャっていう関西弁の変てこりんな像が、冴えない男を素晴らしい人格を持った人間にするという話です。ぜひみなさんも読んで、ガネーシャの宿題に答えてあげてください。
3、『夜は短し歩けよ乙女』〈森見 登美彦〉
個人的に、私の一番好きな小説です。冴えない京都の男子大学生が黒髪の乙女に恋をし、一風変わった人々に囲まれ、いろいろな事件に巻き込まれながら、物語は妙な方向に進んでいきますが、最後の展開は微笑ましいものです。
4、『20歳のときに知っておきたかったこと(スタンフォード大学集中講義)』〈ティナ・シーリグ〉
この本を25歳の時に読みました。確かに、大学生の時(20歳)にこの本を読んでいればなぁと思いました。「問題というのは、たいてい見方を変えればチャンスなのです」。そう、ティナ教授は言っています。世界的に有名な、スティーブ・ジョブスや、ビル・ゲイツが会社を立ち上げた敬意なども紹介されていて、とても興味深い内容になっています。私は英語科の教員なので、みなさんには英語で読んで欲しいなぁ。英語の勉強もかねて読みたいという人は、原文が”What I wish I knew when I was 20″というタイトルでありますので、気軽に言ってきてください。
5、『16歳の教科書』
「なぜ君たちは学ぶのか」というテーマで話題になった、漫画『ドラゴン桜』の公式副読本として、各教科のプロフェッショナルの談話が掲載されています。26歳の私が読んでも、大変参考になりました。
6、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』〈東野 圭吾〉
東野圭吾と言えば、ミステリー小説の大家ですが、この本は、あなたの「ナヤミ」を解消する「ナミヤ雑貨店」で起きる、過去と現在そして未来を繋ぐ、心温まるストーリーです。久しぶりに「あぁいい話読んだなぁ」という気持ちになりました。
私は、いい本との出会いは良い人生を作るって思っています。それくらい本を読むことは、大切なことをたくさん読者に教えてくれます。私のオススメ本、読まれた方はぜひ教えてください。いろいろお話しましょう