思い出の寝台特急「あけぼの」
こんにちは、3学年、理科担当のカクです。
3月にはたくさんの別れがあります。
うちの愛犬ユウも散歩で出会ったネコと別れを惜しんでいました。(また会うかもしれないのに・・・)
別れといえば、寝台特急「あけぼの」もその一つです。
上野~青森間を結ぶブルートレイン、寝台特急「あけぼの」は2014年3月14日、21時16分、最後の出発として、JR上野駅を出発しました。
たくさんの思い出を乗せて走った「あけぼの」は私にとっても思い出深い列車です。
あけぼのは私が生まれた年に上野駅~青森駅間を東北本線・奥羽本線経由で運行開始した定期寝台特急列車です。
東北で育った私は子どもの頃に、このあけぼのが通過するのを見るのが楽しみでした。
いつも、あけぼのに手を振っていました。
また、家族旅行のときも、受験のときも、私が上京するときには、いつも「あけぼの」がいてくれました。
私にとって最後の乗車となったのは、昨年の8月、うちの愛犬ユウを連れて乗車したのが最後です。
日本海側を北上し続ける「あけぼの」の車内から、日本海を眺めていると、綺麗な星空が広がっていました。
この時は、まだ「あけぼの」が3月で終了することを知りませんでしたが、
ユウと駅弁を食べながら、車窓から景色を眺めつつ、何となく、「もしかしたら、この乗車であけぼのとはお別れかもしれない」という気持ちで乗っていました。
3月14日「あけぼの」最後の運行で、国鉄時代に設定されたブルートレインは全廃となり、また一つ、昭和時代の思い出が消えてしまいました。
ラストランには乗れませんでしたが、私が生まれた年から一緒に人生を歩んでくれて本当にありがとう。
今、もう一度お礼を言いたい!
長い間ごくろうさま。さようなら!