教員ブログ
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~「アスナロ」より「イマナロ」~

みなさん、こんにちは!
トモアキの新春初エッセイです。
~「アスナロ」より「イマナロ」~
平成21年。新年である。
青い空を見上げ、両手をひろげ、大きく息を吸い込む。
一年の「時」のはじまりである。
だれもが、「時」の足音を立てている。
ものがゆるみ、ほどけ、流動し、とけていく。
名詞の「時」は、動詞の「解ける」と語源を同じくする、
という仮説を唱えたのは、昨年7月に亡くなった国語学者の
大野晋さんである。
解かしたい過去もある。解かしたくない過去もある。
両方の過去を背負って、今を生きているのである。
ヒノキ科の常緑樹、アスナロは漢字で「翌檜」と書く。
あこがれのヒノキに明日はなろう、という意味の命名とも伝えられる。
「心にある花を からさずに 咲かせよう~ いきものがかり」
「あした きょうよりも スキになれる~ ルーキーズ」
今の決意が明日を変える。
今、私の心に咲いた花に「イマナロ」と名づけた。