進路を考えるときに大切にしてほしいこと
みなさんこんにちは。2年イイ組担任のワタナベです。
この前私の書いた、「良い本との出会いが良い人生をつくる」のブログはご覧になりましたか?何名かの生徒が「あの本貸してください」と言ってくれたのが、とても嬉しかったです。
さて、とても感動的だったヤングアメリカンズが終わり、三者面談も終わり、いよいよ夏休みですね。再試がある人は頑張りましょう(笑)
私は先週行われた三者面談を通して、クラスの生徒と保護者の方々と進路のことを話す中で、少し自分の過去を思い出しました。
高校3年の夏です。高校野球で甲子園を目指していた僕は、県の予選1回戦で敗れた後、悔しさややり切れなさを吹っ切りたいと思い、1人で甲子園に行きました。そこで見たのは、「ダルビッシュ」という得体の知れないすごい奴でした。
「全国にはこんなすげぇ奴がいるのか、オレは井の中の蛙だったな」と、ようやく自分の高校野球に対する気持ちにケリがついたような気がしました。
「大学に行こう、勉強しよう」そう心に決めた瞬間でした。
私は、甲子園に行ったついでに、近くの大学の見学に行くことにしました。そこの大学はキャンパスの美しさは日本随一と、名のある大学です。
丘の上に上って、正門から見ると芝生が一面に広がり、奥に校舎があるそのキャンパスの風景の感動は今でも忘れることはできません。
「絶対ここで勉強したい」
その一瞬の感動が自分の心を掻き立ててくれました。結果、合格しました。(ギリギリでしたが)
1人で甲子園に行き、ダルビッシュっていうものすごい奴を見て、綺麗なキャンパスの風景を見て、受験勉強をモーレツに頑張って、良い結果であった。人生の転機のようなものがたくさんあった高校3年の夏だったな、と思い出されます。
さて、私の過去ばかり書いてもしょうがありませんので、何を言いたいかというと、最近、進路のことで生徒の皆さんと話をしていると、すぐに自分の限界に線引きをしてしまう生徒が多いな、って気がします。「自分の力はこれくらい、だから行ける大学はこれくらい。できる仕事もこれくらい」というように。
でもね、自分の経験から思うんです。「~したい」っていう思いが一番大事だって。「あの大学に行きたい」「あの学部で勉強したい」「将来、ああいう仕事をしたい」っていうような、情熱って言うのかな、そういう気持ちを大切にしてほしいな、って思うんです。生徒のみなさんはまだ若いんだから。
大学に行く人も、専門学校に行く人も、ぜひ自分が「行きたい」って思える学校を見つけてほしいなと思います。「親(先生)が行けというから・・・」「将来就職が有利そうだから」というような打算的な理由ではなく、周りの全ての人から反対されてでも、でも自分自身が「それが本当にやりたい」って思えれば、絶対成功するんじゃないかな、ってそう思います。
そのために、ぜひ2年生・3年生には、この夏休みを有効に利用して、進路のことを積極的に考える機会を作ってほしいんです。1人ででも、友達とでも、まずは行動することから始まります。少しでも、行こうかな、と考えてる学校には足を運んでみてください。きっと新しい発見があるはずですよ。
熱く語ってしまいました、暑い日が続きます。
冷房ガンガンにして寝ないよう、注意してくださいね。