教員ブログ
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巣立ちヒナ

皆さん、こんにちは! 2号館のカミオです。
毎日もう夏かと思うような暑い日が続いていますね[かわいい]
先日、生徒が2号館前の道路で、まだ産毛が残る飛べない小さな子スズメを発見しました。
どうやら巣から落ちてしまったようです。
東京都環境局の方によると、それは「巣立ちヒナ」と言い、飛び立つ準備のために自然な
事だそうです。
確かに近くの電線には、親らしいスズメが大きな声をあげて、私たちを威嚇しているようでした。
でも車道上では車にひかれてしまうかもしれないので、2号館脇の安全な場所に移動してあげました。
スズメ2.jpg
休み時間ごとに大丈夫か確認をしていると、親鳥がどこからかエサをくわえてきては、
何度も子スズメにあげています。
お昼過ぎには、子スズメの行動範囲もすっかり広くなりました。
しかしこの辺りは、カラスや猫がいて危ないのです。
ペットコースの先生に相談すると、「このような子スズメを育てるのが上手な人を知っている」という情報を頂きました。
夜は大丈夫なのだろうか? 朝のカラスは大丈夫だろうか?
上手な方にお願いしたら、確実に生きられるはず・・・。でも親からは離してしまう・・・。
みんなで考え、「自然が一番」と、保護せずにそのままにして帰ろうと決めました。
心配な内に一夜が明けました。
ラッキー君(観察者の一人が「この子はみんなに見守られて幸運だ!」という事から勝手に名づけました)は元気にその姿を見せてくれ、更に行動範囲も広くなって、2号館前の家の所にまで行くようになっていました。
私たちは大喜び[ぴかぴか(新しい)]
やはり自然が一番だと、そして生命力にも感動しました。