教科目標と指導方針
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1年
問題を解くより、表現するおもしろさを。
- 「自分の考えを自由に表現してごらん!」1年生の国語総合では、まず生徒たちにそういった言葉を投げかけます。自信のない生徒は、すぐには書きはじめることはできませんが、時間をかけながら少しずつ自分の想いを表現していきます。自分の想いをクラスメイトと共有できるようになると自信もついてきます。その「自信の芽」を育て続け、自分の気持ちを論理的に伝えることができるような「人間教育」を目指しています。
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2年
総合的な国語力を。
- 2年生になると、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の領域がより細分化されます。その中でも、現代文Aの課題として全員「調べ学習」を行ないます。情報化社会に対応できるよう、様々な媒体から個々の調べたいことを調査し、考察する。そしてそれをレポートにまとめ発表する。この一連の流れを経てさまざまな表現力で人とコミュニケーションがとれるよう、生徒一人ひとりの感性を尊重した国語教育に力を入れています。
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3年
将来に繋がる定着を。
- 本校は、基礎学力の定着・漢字力の向上として1年に1度、漢字検定の全員受験を必須にしています。また、毎年秋には全校生徒で「さくら百人一首」(和歌)の作成を行ない、優秀作品は表彰し「やる気」につなげています。そして、夏と冬に国語委員を中心として推薦図書の冊子づくりを行なっています。読書の習慣を身につけさせるとともに語彙力・論理的思考の定着へと結びつけています。これら全ての活動の上で、3年次は入試問題演習をとり入れながら「小論文対策」指導の強化を行なっています。
高校の指導について
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1
語彙力・漢字力の養成
- 国語演習等の時間を使用しながら語彙力をつける。漢字検定全員受験の実施により漢字力の定着を図る。
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2
論理的思考の養成
- 調べ学習をすることによって、物事の根拠となる部分を見つけ、そこから自身の考察が深められるように書き方、構成の仕方を指導する。
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3
表現力の養成
- 調べ学習をプレゼンテーションすること、小論文よって自己の想いを論理的に表現することができるように指導する。
各学年の指導内容
学年 |
1年 |
2年 |
3年 |
教材 |
共通:東京書籍『新編国語総合』 |
共通:東京書籍『現代文A』
総文:東京書籍『現代文B』
文 :東京書籍『古典A』 |
共通:東京書籍『国語表現』
総文:東京書籍『現代文B』
文 :東京書籍『古典B』 |
現文 |
小説・評論文の読解
・高校国語の基礎
・漢字検定にむけて
・国語文法 |
・語彙力・国語力の定着
・漢字検定にむけて
現代文B:
・読解の充実と演習 |
・読解力の定着
・漢字検定にむけて
現代文B:
・読解の充実と演習 |
古文 |
説話の読解
・用言の活用の種類
・音読、文法、口語訳 |
古典文法の定着
・用言の活用の種類、助動詞
・文章における文法の理解 |
古典文法の定着
・敬語
・文章演習、文化慣習 |
漢文 |
故事成語
・用言の活用の種類
・音読、文法、口語訳 |
訓読の完成
・漢文常識、表現技法、旬法 |
訓読の完成
・長文読解 |
表現 |
・表現力の基礎
作文を書く
小説の続きを書く など |
・表現力の定着
現代文A:
・調べ学習、発表 |
・表現力の定着
国語表現:
さまざまな表現と演習 |
1年 |
教材 |
共通:東京書籍『新編国語総合』 |
現文 |
小説・評論文の読解
・高校国語の基礎
・漢字検定にむけて
・国語文法 |
古文 |
説話の読解
・用言の活用の種類
・音読、文法、口語訳 |
漢文 |
故事成語
・用言の活用の種類
・音読、文法、口語訳 |
表現 |
・表現力の基礎
作文を書く
小説の都築を書く など |
2年 |
教材 |
共通:東京書籍『現代文A』
総文:東京書籍『現代文B』
文 :東京書籍『古典A』 |
現文 |
・語彙力・国語力の定着
・漢字検定にむけて
現代文B:読解の充実と演習 |
古文 |
古典文法の定着
・用言の活用の種類、助動詞
・文章における文法の理解 |
漢文 |
訓読の完成
・漢文常識、表現技法、旬法 |
表現 |
・表現力の定着
現代文A:調べ学習、発表 |
3年 |
教材 |
共通:東京書籍『国語表現』
総文:東京書籍『現代文B』
文 :東京書籍『古典B』 |
現文 |
・読解力の定着
・漢字検定にむけて
現代文B:読解の充実と演習 |
古文 |
古典文法の定着
・敬語
・文章演習、文化慣習 |
漢文 |
訓読の完成
・長文読解 |
表現 |
・表現力の定着
国語表現:さまざまな表現と演習 |
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